2027年に創業百年迎える
老舗総合エネルギー商社
総合燃料商社のシナネンホールディングスは、LPガス・石油の販売が主力で、国内LPガス流通業者販売量では岩谷産業、伊藤忠エネクスに次ぐ3位(2020年版LPガス資料年報)。一般消費者向けのLPガスをメインとするエネルギー卸・小売辺事業と、法人向けの石油を中心とするエネルギーソリューション事業、非エネルギー及び海外事業の3本柱で収益を構成する。現在、売上高の約3割が一般消費者向け事業、約6割が法人向け事業となっているが、利益では一般消費者向け事業と法人向け事業が主軸となっている。
元々、同社は練炭の販売を目的としてスタートし、2027年に創業100周年を迎える。石炭から石油への燃料シフトを通して、日本の高度経済成長とともに成長してきた老舗の総合燃料商社である。現在は、太陽光・風力発電などの再生可能エネルギーの利活用へと転換期を迎えており、人びとの暮らしと時代の大きな変化とともに歩んできた同社もまた、大きな岐路に立っていると言えよう。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。