世界150カ国に国産中古車輸出
「Jネット」を全国180店舗展開
同社は自動車ディーラーグループのVTホールディングス(7593)を親会社に持つ企業で、中古車輸出事業、レンタカー事業、海外自動車ディーラー事業の3事業を展開している。
中古車輸出事業ではアフリカ、北中南米、オセアニアを中心とした世界各国の個人消費者向けに、WEB サイトを通じて日本製中古自動車を輸出している。これまで150カ国以上に輸出を行っており、21年3月期は約4000台を輸出。21年3月期の売上は50億2300万円で全体の約2割となっている。
レンタカー事業では、「Jネットレンタカー」のブランドを全国展開。直営とFC合わせて179店舗、保有台数は約2万台となっており、さらに新規出店を進めている。21年3月期の売上は124億7200万円。売上の約半分はVTホールディングスグループディーラーの代車需要だ。一般消費者向けにもTV、インターネットでの広告で知名度を拡大しており、近年は北海道にも進出。業績が好調に推移している。
「マーケット的に伸びているレンタカーだけでなく、『Jネットカーズ』ブランドの中古車直販もしっかり伸びてきている。今後は北海道など新展開した先が徐々に寄与していくので、順調に業績を拡大していけると考えています」(川村賢司社長)
海外自動車ディーラー事業では、南アフリカ共和国でスズキディーラー4店舗を展開。2020年にヨーロッパ車の扱いを止めスズキ車のみのディーラーに集約したところ、収益が順調に推移し、今期は黒字化を予定している。21年3月期は新車約1200台、中古車約900台を販売。セグメント売上は27億8500万円で全体の約1割となっている。
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