2期連続増収増益
業界けん引するトップ企業
仏壇・仏事に関する消費者意識は昨今、変わりつつある。死亡者数は増えている一方、仏壇を持たない、もしくは位牌を作らない、戒名をもらわないという人が増え、樹木葬や散骨といった新しい埋葬方法も徐々に広まり、業界は縮小傾向にある。こうした中、はせがわでは2023年3月期の売上高が前期比9・6%増の216億800万円、営業利益が同33・3%増の17億6900万円と前期に引き続き増収増益を達成。仏壇の成約基数は、22年度に初めて全店舗合計で3万基を超えた。
同社は1929年、福岡県で仏壇・仏具の販売からスタートした。当時、業界では画期的だった製販一体方式で「高品質・低価格」の商品を実現。その後も車での来店客を取り込むためにロードサイド型の店舗網を展開するなど、常に業界をリードしてきた。97年からは墓石の販売も開始、現在はセグメント別売上で仏壇・仏具が71・3%、墓石は21・3%を占める。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。