製品別に4セグメント展開
ニッチ分野でトップシェア
同社は製品別に4つのセグメントを展開。コイン形リチウム電池などの一次電池、リチウムイオン電池などの二次電池などの「エネルギー」、建築・建材用テープや工業用ゴム製品などの「機能性部材料」、車載カメラ用レンズユニットや半導体関連組込みシステムなどの「光学・システム」、そして理美容機器、電設工具などの「ライフソリューション」。
2023年3月期の業績は、連結売上高1327億7600万円(前期比3・9%減)、営業利益56億3800万円(同39・6%減)となった。海外売上比率は42%を占め、各セグメントでニッチトップシェアの製品をいくつも持っている。例えば自動車関連では、タイヤ空気圧監視システム用の耐熱コイン形リチウム電池が世界シェア70%を占めるほか、LEDヘッドランプレンズも世界トップシェア、車載カメラ用レンズユニットも日系メーカーでトップシェアを占める。そのほかの分野では電設工具が国内トップシェア、建築・建材用テープはトップクラスのシェア。半導体関連組込みシステムや半導体工程用テープなども業界内のシェアを高めている。
「それぞれのセグメントで自動車用途や産業用途で高い競争力の製品があります」(中村啓次社長)
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