主力の調剤薬局事業は
売上比率約8割占める
ファーマライズホールディングスは、1984年に創業した東京物産を前身とし、87年に東京湯島にて調剤薬局の営業を開始した。自社出店で店舗数を増やすとともに、地域に根差した中堅の調剤薬局を積極的にM&Aし、全国に店舗網を拡大した。
2021年5月期の連結業績は、売上高523億2400万円、営業利益12億4600万円。
同社のセグメントは大きく4つあり、主力は売上約8割を占める調剤薬局事業だ。医療機関が発行する処方せんに基づき、患者に医薬品の調剤を行う調剤薬局を全国に約350店舗展開している。
2つめの物販事業は売上比率約2割を占める。ドラッグストア「薬のヒグチ」を28店舗、コンビニエンスストアのファミリーマートを併設したドラッグストア19店舗などを運営している(21年5月末現在)。
また、紙カルテなどを保管・管理する医学資料保管・管理事業、北海道札幌の医療モールを運営する医療モール経営事業を展開。構成比率はそれぞれ約1%だが、利益率が10%超と高く、堅調に推移している。
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