メドピアグループで専門家の
プラットフォームを展開
メドピアは、「Supporting Doctors, Helping Patients.(医師を支援すること。そして患者を救うこと。)」をミッションに掲げ事業を展開している。同社の事業ポートフォリオは3つ。1つ目は、医師同士が薬剤や臨床経験などの情報交換ができる医師専用コミュニティサイト「MedPeer」と薬剤師専用コミュニティサイト「ヤクメド」を展開する「集合知プラットフォーム事業」。2つ目は、健保組合や法人をクライアントにした、医師によるオンライン健康相談の産業保健支援サービス「first call」と管理栄養士が食事指導を行う「DietPlus」、歩数計アプリなどのBtoCサービスの3つを展開する「予防医療プラットフォーム事業」。3つ目は、薬局・クリニック向けアプリを提供する「プライマリケアプラットフォーム事業」だ。
2020年9月期の連結業績は、売上高53億円、営業利益11億円。「MedPeer」のプラットフォームを活用した製薬会社向けマーケテティング支援が収益の7割を占める。強みは、医師、薬剤師、管理栄養士など複数の専門家のプラットフォームを展開し、且つプラットフォームを活用したサービスの横展開や新たなプラットフォームの創出ができることだ。
「プラットフォームを手掛けることで新たなプラットフォームが生めると思っています。医師のプラットフォームがあるからこそ、first callで産業医の斡旋や産業医面の支援ができたり、歩数計アプリでいつでも医師に相談ができます」(石見陽社長)
同社は、積極的な事業提携やM&Aによって事業の多角化を図っている。現在グループ企業は5社。16年に子会社化したフィッツプラス、スギ薬局との合弁会社Mediplat。昨年子会社化したコルボ、新規設立したメドピアキャリアエージェント、AI・アルゴリズム開発を手掛けるPKSHA Technologyとの合弁会社メドクロスだ。
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