海外比率約8割のグローバル企業
世界中の自動車メーカーに製品供給
同社は、世界最大のセラミックス企業グループとして知られる「森村グループ」の中核企業のひとつで、国内39拠点、21の国と地域に46の海外拠点を持つグローバル企業だ。2022年3月期は売上収益4917億3300万円(前期比15・0%増)、純利益602億円(同56・9%増)と過去最高の利益を達成。地域別売上比率は北米25%、欧州24%、アジア25%、国内17%、中南米6%で、海外売上比率は約8割と高い。
同社は「自動車関連事業」「セラミック事業」「新規事業」のセグメントで事業を展開している。その中で売上の79%を占めるのが自動車関連事業だ。
自動車関連事業では、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに欠かせない部品である「点火プラグ」と、自動車用排ガスセンサなどの「センサ」を製造・販売。点火プラグは売上全体の51%、センサは28%を占める。点火プラグと排ガスセンサは、世界中のほぼすべての自動車、バイクメーカーの新車組み付け用にOEM(相手先ブランド名製造)で製品を提供している。
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