分業制をITで仕組み化
年300超のコンテンツ量産
インソースが昨年度実施した研修数は約3万回(そのうち講師派遣型研修が約1万9000回、公開講座が約1万回)。単純計算で1日80回以上の研修を実施している。年間取引社数は約1万4000社、受講者数は約74万5000人に及ぶ。
同社が他の研修会社と異なる点は、研修コンテンツ開発の分業体制を構築している点だ。一般的には講師がテキスト作成から登壇までを行うが、同社ではテキスト作成を内部のコンテンツ開発クリエイターが行い、その内容で登壇できる外部講師に研修実施を委託している。営業担当者、コンテンツ開発クリエイター、講師の3者で役割を分業し、それをITで仕組み化することでコンテンツの量産を実現。且つシステムを内製化することにより高い利益を生み出している。
研修コンテンツは、職責に合わせた階層別研修、ビジネススキル、業界・職種に特化したもの、DX推進・IT人材育成など、時代のニーズに合わせて年間300本以上を開発。国内最大級の約4000種類のラインナップを誇る。集客は研修テーマやサービス毎の2万4000ページ以上のWEBを中心に行い、年間約5000件の問い合わせがあるという。
前期23年9月期の連結業績は、売上高107億8300万円(前期比14・5%増)、営業利益39億4100万円(同17%増)、営業利益率36・5%(同0・8pt増)。事業別売上比率は、企業や自治体に講師を派遣する「講師派遣型研修」が48・9%、企業または個人が参加できる「公開講座」が24・3%、研修・eラーニングシステムの「Leaf」等を開発・販売する「ITサービス事業」が12・1%、オンラインセミナー事務代行などを行う「その他事業」が14・7%。4事業とも売上は前期から伸長した。
前期23年9月期の連結業績は、売上高107億8300万円(前期比14・5%増)、営業利益39億4100万円(同17%増)、営業利益率36・5%(同0・8pt増)。事業別売上比率は、企業や自治体に講師を派遣する「講師派遣型研修」が48・9%、企業または個人が参加できる「公開講座」が24・3%、研修・eラーニングシステムの「Leaf」等を開発・販売する「ITサービス事業」が12・1%、オンラインセミナー事務代行などを行う「その他事業」が14・7%。4事業とも売上は前期から伸長した。
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