端末管理サービスを提供
国内シェアは40%超
同社の事業は「IoTプラットフォームサービス」「リモートマネジメントサービス」「サポートサービス」「その他サービス」の4つだ。
全体の約8割を占めるのが、2021年3月期の売上高61億3000万円(前期比114・9%)のIoTプラットフォームサービスである。同事業では、企業内で使用するスマートフォン、タブレット、パソコンなどの端末をクラウド上で管理できる「Optimal Biz」を提供する。企業向けのスマホ・タブレット・パソコン・IT機器などの運用管理やセキュリティ対策に活用されるもので、端末に新しいアプリやセキュリティ設定を加えられ、多数の機器を一括管理が容易になるという。「Optimal Biz」は、KDDI、NTT東日本などの販売パートナーのサービスとして提供。オプティムは使用する端末数に応じて、標準単価で月300円のライセンス料を受領している。
同サービスは19年から25年にかけて平均14・1%で成長が見込まれる国内MDM(Mobile Device Management、モバイルデバイス管理)市場でシェア1位を継続している。国内シェア42・3%とナンバーワンで、累計18万社以上に導入実績がある。
「学校などの文教分野や医療分野でも一番使われているサービスです。裏方の立場ではありますが、端末を安全に、簡単に使えるようサポートさせていただいています」(菅谷俊二社長)
「リモートマネジメントサービス」は、21年3月期の売上高が全体の約1割となる7億9000万円(前期比104・8%)。IT機器の画面共有、機器情報取得による遠隔サポートや、スマホやタブレットのカメラ映像を共有できるサービスを月額料金で展開する。このサービスでも、同社は国内シェア1位だ。
「サポートサービス」ではIT機器のセットアップや診断、復旧などのサービスを提供。「その他サービス」ではスマホやタブレットでの雑誌の読み放題サービスやパソコンソフトの使い放題サービスを手掛ける。
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