中古車販売上位をキープ
市場の寡占化が始まる
同社は中古車の販売からアフターまでトータルなサービスを提供している。事業構成は、中古車・新車の販売と買取で9割以上を占め、残りは整備・鈑金、ガソリンスタンド 、保険代理店、レンタカーなどの附帯サービスだ。
創業以来SUVの専門店を展開する同社は、常時2900台以上の在庫を揃え車選びをサポートしている。SUV、ミニバン、輸入車と店舗ごとに取扱車種を絞った高い専門性と確かな品質でファンを獲得している。
またドミナント戦略を基本にしており、東海エリア最大級のSUV在庫数と車種を取り揃える。現在は、敷地面積2000坪以上・展示台数200台以上のMEGA専門店7店舗、国産車専門店9店舗、輸入車専門店5店舗、買取専門店2店舗を東海エリア及び関西エリアで展開する(2021年9月時点)。
同社の年間小売販売台数は約1万台。全国の年間中古車販売台数のうち、グッドスピードのシェアは0・5%未満だ。しかし同社によると、IDOM(7599)やビッグモーター(非上場)といった業界最大手級でもシェアは10万台と5%程にとどまる。中古車販売店のプレーヤーは全国約2万7000店。中小零細企業が競い合う中、グッドスピードは上位をキープしている。
しかしながら、ここ10年で大手がシェアを広げ多数乱戦から寡占化の状況が始まりつつあるという。同社でも「いかにシェアを獲得するかが大きな課題になっている」と加藤久統社長は話す。
「今現在戦う相手は中小規模の販売店です。当社は従来の中古車販売店のイメージにはない洗練された清潔なショールームを構え、保険、車検・整備のアフターサービスまでトータルサポートができます。これは中小では出来ませんので強いアドバンテージです」(加藤社長)
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