教育・医療・金融など
知見活かし自社商品を開発
日本システム技術は1973年、当時ハードウェアが重要視されていた中「これからはソフトウェアの時代」と確信した平林武昭社長が創業。システムエンジニアリング業界の草分け的存在である。
特徴のひとつは、完全独立系企業という点だ。システム開発会社の多くは大企業の系列に属するが、同社は創業以来一貫して独立を保ってきた。こういった立ち位置もあり、特定の分野に縛られることなく様々な業界や企業にサービスを提供。これまで金融・通信・流通・製造・教育・医療・官公庁など幅広い分野で実績があり、「特定分野が不況になった場合も他分野で補完できるのが強み」(平林武昭社長)という。
もうひとつの特徴は、自社ブランド製品を多く持つ点だ。システム開発会社では、取引先のニーズに合わせて取引先のみに特化したシステムを受託開発する場合が多い。一方で日本システム技術は、それぞれの業界で培った知見や実績を活かして自社独自のITサービスを開発している。
「ソフトウェアの受託開発を売上の基盤としながらも、自社ブランドの開発を進めてきました。自社ブランドには多くのメリットがあります。まず社会のニーズ・マーケットを創り出し、その主役になれること。また価格決定権も当社にあります。さらにカスタマイズがないため、予算が限られたお客様でも導入しやすく、当社にとっても収益性が高い」(同氏)
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