設備工事では産業設備が増加
リニューアル注力で利益率改善
高砂熱学工業の2021年3月期の売上高は2751億8100万円、営業利益は123億円。セグメントは、設備工事事業と設備機器の製造・販売事業の2つで、前者の売上が全体の98%を占める。
主力の設備工事事業は、ゼネコンからの受注が多い一般空調設備と、元請として受注することの多い産業空調設備に大別される。前期の売上比率は、およそ6対4。実績ベースで産業設備の割合は年々増加傾向にあり、全社最適受注の取り組みの結果、従来よりも大規模化が進むとともに、全国的にも活況な状況にあるという。
近年はリニューアル工事割合が上昇し、現在は新築4割・リニューアル6割となっている。1件あたりの工事単価については、「新築の一般空調では、数十億円規模が中心。リニューアルは、新築工事と比べ、工事金額の規模は比較的小さいが、元請受注となる比率が高い」と小島和人社長は話す。
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