西日本を主戦場に
年商1079億円
カワニシHDの2020年6月期の売上高は1079億円、営業利益・経常利益は共に9億円。2021年6月期から3カ年の中期経営計画によれば、3期目で売上高1200億円、営業利益19億円を目指している。
セグメントは、医療器材事業、SPD事業、介護用品事業、輸入販売事業の4つだ。セグメント別の売上高構成比は、医療器材事業が879億円と、全売上の81%を占めており、SPDが17%、介護用品が2%程となっている。
来年創業100周年を迎える同社は、岡山県岡山市にある。地域別の売上高比率は、本社を置く中国地方が43.2%。さらに四国地方(22.1%)と関西地方(13.2%)を合わせると、西日本での売上は全体の8割弱になる。この他、東北地方は19.3%、関東地方は2.1%という内訳だ。
主な取引先は、地域の基幹病院。大学病院・国公立病院・民間の病院の中でも、手術をするような比較的大きな規模のところが多い。診療科は、循環器、整形外科などの専門性の高い診療科を得意とし、手術で使用する消耗品などの商品を取り扱っている。
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