アパレル業界で首位の
売上総利益率60・3%
ハニーズは福島県を拠点に全国に店舗を展開する、婦人服製造小売りの大手だ。20~40代をターゲットにした「グラシア」、幅広い年代向けのベーシックな「シネマクラブ」、ヤングカジュアルの「コルザ」の3ブランドを展開している。
2022年5月末現在で全国に871店舗を出店。イオンを始めとする郊外型大型ショッピングセンターや都心の駅ビルなどに出店している。
同社の2022年5月期決算は売上高が476億9500万円、売上総利益が287億4100万円、売上総利益率60・3%と、アパレル業界で首位の高い利益率を有する(右ページ下図参照)。要因の1つは高いアセアン生産比率だ。自社工場をミャンマーに設立し、バングラデシュ、カンボジアなどにも生産を委託。近年はアセアン生産比率9割を維持している。
また、EC事業が伸長。利益率の高い自社ECサイトの売上比率が約6割となり、EC事業の成長をけん引している。
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