中古車のオークションから開始
デジタル機器やブランド品まで拡大
オークネットは、会員制のBtoBプラットフォームとしてオンラインオークションを運営している。祖業である中古車オークションは、現車会場に行かずともオンラインで出品・落札が完結するサービス。このノウハウを活かし、現在は中古デジタル機器、ブランド品、中古バイク、花き、中古医療機器まで商品を拡大している。取扱高総額は5609億8600万円(2023年度)。
23年12月期の業績は、売上高が前期比7%増の433億300万円、営業利益は同0・9%増の66億6300万円。売上は4期、利益は3期連続で過去最高を更新した。売上構成は、中古車の「オートモビル事業」が29%、デジタル機器の「デジタルプロダクツ事業」が15%、ブランド品などの「コンシューマープロダクツ事業」が47%、バイクや花き、医療機器や海外事業などの「その他」が9%。
同社の収益は、オークション会員からの月会費と、出品側と落札側の双方からの手数料を中心に構成される。
車やバイクでは、月会費と手数料の他、同社から独立した車両検査専門会社のAISの検査収入も大きく貢献。一方、デジタル機器は手数料が大部分を占める。ブランド品は月会費と手数料の他に、M&Aでグループ入りしたギャラリーレアの店舗・EC販売売上が大きく貢献している。
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