全国2000ファミリーをコンサル
「全体最適」のプランニングが強み
同社は財産承継・事業承継・財産運用などのコンサルティングを手がける総合財産コンサルティング会社。2021年12月期連結決算は売上高242億1300万円(前期比26・6%増)、営業利益は18億5600万円(同42・4%増)の増収増益となった。
財産コンサルティング事業では、企業オーナーや資産家の財産承継コンサルティングや事業承継コンサルティングを行う。少子高齢化が進み、企業や資産家の後継者不足が問題となっている。同社は公認会計士、税理士、弁護士、不動産鑑定士など国家資格を有する専門家が150名以上在籍しており、顧客の立場に立った全体最適の財産コンサルティングを展開。また国内有力税理士法人・会計事務所約100拠点との幅広いネットワークを持ち、全国約2000ファミリーの財産承継コンサルティングを行っている。
「事業の承継は、35年前には親族承継が9割を超えていたが、最近は第三者承継が3分の2を占めます。このため、承継コンサルティングには後継者選びをはじめ、事業の継続性や財務の健全性の検討、一族や企業の文化承継、そして景気変動や災害によるまさかの事態に備えるなど、相続税対策以外の要素が増えています。これらについて、対症療法ではなく総合的で全体最適なプランを作れるのが当社の強みです」(蓮見正純社長)
21年12月期の財産コンサルティング事業の売上は55億4500万円(前期比4・5%減)。同事業の売上総利益は、全体の約6割を占め同社の利益の源泉となっている。
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