コロナ下でEC化加速
クラウド型で約8割のシェア
インターファクトリーの2021年5月期の業績は売上高が前期比18.6%増の21億7031万円、営業利益は同21.7%増の2億855万円。コロナ下で企業のEC化が加速し、新規案件が増加するなどの要因から、業績を上げている。20年8月にマザーズに上場した。
同社が提供する「ebisumart(エビスマート)」は、年商1~100億円の中堅・大手企業向けのクラウドコマースプラットフォームだ。同業他社のサービスと異なるのは、完全にクラウド型サービスに特化している点。インターネットを介してアプリケーションが導入でき、自動アップデートも可能なASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サービスの「システムが古くならない」メリットと従来のパッケージソフトが売りとするカスタマイズ機能を併せ持つ。これにより同サービスの3つの特長である①拡張性、②最新性、そして利用状況に応じてインフラ環境へも柔軟に対応し③安心性を実現している。
また業種業界を問わず、オムニチャネルやモール型など様々な形態のプラットフォームにも対応可能。導入累計実績は700店舗以上、21年5月期時点で384店舗の顧客を持ち、GMV(※1)は1270億円を超える。クラウドEC市場では社数ベースで77.6%(※2)のシェアで業界をリードする。
事業は単一セグメントだが、ebisumartの導入に際し、カスタマイズなども含めた初期費用となる①システム受託サービス(フロー)が全体の4割、リリース後のサポート業務を行う月額費用の②システム運用保守サービス(ストック)が6割を占める。
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