2023年3月期は
過去最高収益を更新
エレマテックの2023年3月期の売上高は2397億7400万円(前期比19・5%増)、営業利益は120億5200万円(同44・4%増)、経常利益111億3000万円(同41・5%増)、純利益76億9600万円(同43・2%増)となり、過去最高収益を更新した。
同社の特徴の1つ目は、独自のビジネスモデルにある。「企画開発・設計」「調達代行サービス」「製造サービス」「品質・環境マネジメント」「海外ネットワーク」のつの機能を核とし、仕入れ先約7200社から最適商材の調達などを行う一方、約6000社の得意先から寄せられる設計提案、調達先の一本化、組み立て納入などのあらゆるニーズに応じた商材やサービスを提供している。
2つ目の特徴は、多様な商材を取り扱っていること。エレクトロニクス製品向けの電子材料を始めとして電子部品や設備など幅広い製品に対応している。
23年3月期売上高のマーケット別売上比率は、電気・電子部品等の「デジタルエレクトロニクス」が1029億9600万円(前期比19・8%増)、ドライブレコーダーなどのアフターマーケット(完成品)や白物家電などの「ブロードマーケット」が1001億2400万円(同15・6%増)、自動車関連の「オートモーティブ」が366億5300万円(同30・4%増)となっている。
「当社はファブレスライクな会社を標榜しています。多数いる仕入先メーカーのパートナー企業の皆さんにしっかりとモノづくりをしていただき、当社は企画・開発などで付加価値を提供しています。また商材開発の過程で例えば国内でコストが高止まりしている場合、当社の海外のネットワークを活用して代替品を調達する能力は他社と比べて比較的高いと思っています」(横出彰社長)
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