ヘルスケア業界の
経験生かし起業
リビングプラットフォームのビジネスモデルは、金子氏の大学時代の卒業論文がベースにある。慶大総合政策学部にてマクロ計量経済学を専攻し、卒論でマクロモデル数百本を用いた財政モデルを構築。その過程で日本の財政の持続可能性に疑問を持ち、その原因としての少子高齢化と、それに伴う社会保障費の拡大をコントロールする政策を提言した。
「少子高齢化によって労働人口が減るのを防ぐには、出産育児離職をなくすための保育や介護離職しないための介護施設、障がい者の方の社会参加が必要です。ただし公的資金にのみ頼るのではなく効率的にやっていくのが社会にとってプラスになる。例えば株式会社が介護に参入することによって、補助金の支出が抑制できます。私はヘルスケアの業界に約10年いて投融資の経験を積みましたが、投資家としてはできることに限界があったので、自分の知識や人脈を生かして持続可能な社会保障制度の構築に貢献したいと思い起業しました」(金子洋文代表取締役)
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