15種の動物が引受対象
窓口精算型のペット保険
アニコムの2020年3月期の業績は、経常収益414.7億円、経常利益21.9億円、親会社株主に帰属する当期純利益は15.3億円。セグメントは損害保険事業の単一セグメントだ。今期、2021年3月期の業績は、経常収益456億円、経常収益29億円、純利益20.6億円と、過去最高を見込んでいる。
主力商品は、ペット保険である「アニコムどうぶつ健保」。動物病院の窓口でペットの保険証を提示するだけで、支払額が治療費のうちの自己負担分だけになるという、「窓口精算システム」が特長だ。同保険への対応病院は全国の動物病院の5割以上となる6500病院(※2020年12月末時点)にのぼる。窓口で一旦治療費用の全額を支払い、後日請求を行う従来型のシステムに比べ、飼い主の負担は金銭面、手続き面の両方で軽いというメリットもあり、同保険の契約頭数は順調に伸びている。加入している動物の保有契約件数を見てみると、2014年度の保有契約件数は54万4815件であったのが、2019年度には81万6254件となり、5年間で27万1439件増となっている。
引き受け対象となる動物には、2016年からはリスやハムスター、カメ、トカゲなどの多様な種類を追加。さらに、2019年3月からはチンチラや蛇も加わった。現在では、15種の動物が対象となっている。
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