高い知見と能力を提供し
企業の課題解決に貢献
プロフェッショナル人材(プロ人材)とは、新たな商品やサービスの開発、生産性向上などにより、企業の成長戦略を具現化する人材のこと。
しかしプロ人材は企業に所属しているか、既に起業していることも多い。求人しようにも探しにくく、また雇用には継続的に高額な人件費が必要だ。そこでサーキュレーションは、課題解決のためのプロジェクトを企業に提案し、そこにプロ人材を週1~3日、1日当たり2~6時間という短時間のスポットで提供。プロ人材は業務委託という形で働くことになる。企業から得る人材の1月当たり平均単価は約50万円だ。
同社の事業セグメントは、企業の経営課題を解決する「プロシェアリングコンサルティング」と、IT課題をDXで解決する「FLEXY」。2015年7月期のスタート時の売上高4億3200万円に対し、22年7月期は71億400万円と成長を見せている。中でもFLEXYは22年7月期に売上高1・5倍(前期比)と大きく伸びた。
同社のサービスを利用することで、企業は固定費の増加の心配なく、プロ人材の高いスキルと知見を必要な分だけ利用できる。またプロ人材側は、労働時間が短くスケジュールが柔軟なことから、メインの仕事以外の副業・兼業としても働きやすい。同社に登録しているプロ人材は約2万人。副業・兼業が42%、現役経営者が38%、個人事業主が20%となっている。
「当社は登録プロ人材のスキルデータベースを持っており、企業プロジェクトと人材をすぐにマッチングできます。これはスキルシェアだから成り立つこと。現在、登録プロ人材のほとんどの方がアクティブな形で、当社を通して、または個人で直接受託した何らかのプロジェクトに関わっています」(久保田雅俊社長)
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