ビッグデータで生産効率化
2004年の創業以来、同社と主業となり続けるのは「企業のデータ活用支援」だ。企業が持つ顧客リストや取引実績、商品情報といった様々なビッグデータ(事業に役立つ膨大なデータ)を分析して特徴や傾向を見つけ、経営効率を改善するサービスを提供する。「ビッグデータ」という言葉は2010年頃から浸透してきたが、同社はこの言葉が生まれる前からビッグデータの分析を行ってきたパイオニア。導入実績は1000社以上にも及ぶ。
ビッグデータを分析すれば、どんな効率化ができるのか?
「例えば通販会社であれば、カタログを送付するために印刷費と送料がかかりますよね。でも、絶対に買わないであろう人にも送付している可能性があります。これまでの購買履歴や顧客データを分析すれば、そういった『買わないであろう人』を特定できる。もしそういった人が全体の10%だった場合、送付を止めればコストを10%減らすことができます」(草野隆史社長)
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