アクセス解析ツールで
ユーザーの行動を可視化
同社は、伊藤将雄社長が早稲田大学大学院時代に開発した「インターネットユーザーのアクセス履歴の解析及び可視化技術」を用いたサービスを展開するベンチャー企業。①アクセス解析ツール「ユーザーインサイト」、②ソーシャルメディア解析ツール「ソーシャルインサイト」、③業務効率化システム「サポートチャットボット」の3つを省庁・自治体から大手企業まで千数百社の多様な顧客にSaaS型のライセンス販売で提供している。
1つ目の「ユーザーインサイト」は、PCやスマホ、タブレットなどのサイトのUX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーがサイトを通じて得られる経験)を解析し、顧客のマーケティング施策に必要なインサイト(人を動かす隠れた心理)を提供するサービスだ。従来のWEBアクセス分析ではアクセス数やPV数などは把握できたが、ユーザーが何に興味を持っていたり、そのページを最後まで読んだかといった行動まではわからなかった。同社のプロダクトは、ユーザーの閲覧頻度やクリック個所などを暖色から寒色までの直感的なヒートマップとして可視化することで、ユーザーのページ内行動を解析。月額5万円から提供する。
「カーソルやスクロールの動きから、ユーザーの視線を予測し可視化します。例えば、ある写真を境に読むのを止めてしまう人が多ければ、その写真に問題があることがわかります。より良いコンテンツ制作の支援にしたいと研究したのですが、それがビジネス参入のきっかけとなりました」(伊藤将雄社長)
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。