伊藤忠商事と資本業務提携
需要高まり積極営業再開
パラカは、不動産オーナーから駐車場用地を賃借する賃借駐車場と、自社で土地を保有する保有駐車場の2つの形態を運営している。2022年9月期業績は、売上高129億7400万円(前期比10・3%増)、営業利益22億5300万円(同26・1%増)。コロナ収束に伴い稼働が改善し、売上利益ともに前期比2桁伸長となった。
同社は21年、伊藤忠商事と資本業務提携契約を締結。同社への出資比率は19・5%で、伊藤忠商事が同社の筆頭株主となった。提携により同商事及びグループ会社との連携が進んでおり、22年にはファミリーマートの一部店舗の駐車場管理業務受託などが業績に貢献した。
国内コインパーキング市場は10年の約2000億円から20年には約4000億円超に倍増した。しかし、コロナ禍による外出自粛で商業施設などの駐車場稼働率が低下し、21年は4000億円弱となった。一方で乗用車保有台数は微増しており、21年3月末で史上最高の約6200万台を更新した。
「コインパーキング市場は基本的にはまだまだ伸びると考えています。コロナが収束して人の移動が増え、駐車場需要が高まっています。当社も積極的な営業活動を再開し、新規開拓が増加しています。さらにカーシェアの普及により車の使用が増加していくと考えています」(内藤宗社長)
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。