健康食品の通販で創業
M&Aでグループ急成長
RIZAPグループは、「自己投資産業」を事業ドメインに、「ヘルスケア・美容」「ライフスタイル」「インベストメント」の3つのセグメントを展開する。パーソナルトレーニングジム「RIZAP」を運営するRIZAPを中核に、67の連結子会社で構成される。
グループには、エンターテイメント商品、生活雑貨・衣料品の販売を行うREXT Holdings、補整下着の製造販売を行うMRKホールディングス、生活雑貨の輸入販売を行うBRUNO、ウェルネス事業を行うSDエンターテイメントなどの主要子会社がある。
同社の創業は2003年。健康食品の通信販売を目的に健康コーポレーションを設立し、創業から4年で年商100億円企業に成長した。06年に札幌アンビシャスへ上場。翌07年には美容機器の製造販売を行うジャパンギャルズを子会社化し、家庭用美顔器を独自のビジネスモデルでヒットさせた。
そして12年にボディメイクの「RIZAP」1号店をオープン。「結果にコミットする」のキャッチフレーズで一躍注目を集め、パーソナルトレーニングジム市場を牽引する存在となった。
その一方で、同社はM&A戦略によってグループを拡大。経営不振の企業を買収し、経営再建を図ることでグループ全体の業績拡大を目指した。
「当社は豆乳クッキーダイエットの販売から始まり、当時売上の98%を占めていました。柱が1本しかないと非常にリスクがあったためM&Aを始めています。それが上手くいき、実は豆乳クッキーダイエットでは厳しくなった時に支えてもらったりもしました。かつ個人的にはサービス自体をもう一度再構築していくことが好きなんです。マルコ(現MRKホールディングス)は赤字でしたが、グループイン以降は累計で約20億円の黒字になりました」(瀬戸健社長)
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