庭は5番目の部屋
コロナで庭の需要増
タカショーは、「豊かで安らぎのある庭生活文化の創造」を理念に掲げ、庭園資材の企画、製造、販売を中心に事業展開する。同社が提唱するのが、家での暮らしにおける部屋と庭が一体となることでできる新たな空間が5番目の部屋であるという考え方「5th room」だ。これをコンセプトに、自然や季節を楽しむ心地よい庭での暮らしを提案している。
事業セグメントは、公共事業、商業施設、住宅メーカー向けの設計施工を必要とする商品を扱う「プロユース」、ホームセンターやEコマースを通じて一般消費者向けに商品を販売する「ホームユース」、そしてそれらを海外展開する「国際事業」の3つ。セグメント別売上比率は、主力のプロユースが約60%、ホームユースが28%、国際事業が12%を占める。
2022年1月期の連結売上高は207億8100万円、経常利益15億3000万円。コロナ禍でライフスタイルが変化し家庭で過ごす時間が増えたことで、ガーデニングや庭付き住宅の需要が拡大。それを追い風に同社の業績も20年1月期以降大幅に伸長している。
「主要取引先の住宅メーカーの新築受注件数が増えたことが、プロユースが伸びている要因です。当社では以前からネットに傾注しDX化を進めていたため、業績に繋がりました」(高岡伸夫社長)
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