売上CAGRで見る 長期保有したい銘柄 8選

売上CAGRで見る 長期保有したい銘柄 8選
PART1 生活の中でよく見かける2社がさらなる成長加速へ

B─Rサーティワンアイスクリーム 既存店売上高が34カ月連続でプラス

アイスクリームショップのフランチャイズ展開などを手掛けるB─Rサーティワンアイスクリーム(2268・S・東京都品川区)。有名キャラクターとのコラボ商品やアイスクリームのテイクアウト事業の拡大などを背景に、業績を伸ばしている。

同社は不二家と米国のバスキン・ロビンス社の合弁会社として設立。1974年4月に東京都目黒区に1号店を開店した。2024年7月現在の店舗数は1029店舗に及ぶ。

同社では新規商業施設への出店強化やテイクアウト専門店「ToGo店舗」の出店に力を入れており、売上高に占めるテイクアウト比率は19年の22・7%から23年には40・8%に伸びた。また、既存店も24年6月までで34カ月連続売上高プラス達成と好調だ。

デジタル強化策として会員制アプリ「31Club」も運用している。24年6月末時点で830万人と23年12月末より86万人増加した。会員による売上も全売上の36・7%を占めるなど、存在感を示している。

サーティワンは全国で1000超の店舗を展開

23年12月期の売上高は前期比12・4%増の247億6000万円と、新型コロナウイルス流行前の水準を上回り過去最高。営業利益も同7・0%増の18億2800万円と好調だ。今期(24年12月期)の第2四半期決算は、売上高は前年同期比26・1%増の141億9800万円と第2四半期として過去最高を更新し、勢いを見せている。営業利益率も7・4%と高い利益率を出す。

今期予想を含めた10年間の売上高CAGRは4%だが、同じく過去5年間では10%を上回るなど成長を加速させている。24年12月期の売上高は265億円、営業利益も19億3000万円を予想する。同社が展開する長期経営計画によると、同社のブランド力の強化やデジタル化の促進、国内・海外事業の拡大を行っていき、31年にPBT(税引前当期純利益)31億円を目指す。

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