同業に比べ健闘
不動産や資材価格の高騰、施工職人の確保難など、様々な逆風に押されて住宅・建設市場が厳しい局面にある中、TOTOが踏ん張りを見せている。
同社の今期売上高は7300億円、営業利益は480億円の見通しだが、直近で発表された中間期の業績は、売上高が3557億円と前年同期比4・7%増、営業利益は241億円の同58・1%増と増収増益を達成した。また売上高営業利益率は6・77%だった。この数値は住設建材の同業大手に比べても健闘している数字だと言える(注:下囲み記事参照)。
主力事業の日本住設リモデル(リフォーム)が、売上高1662億円、営業利益93億円と依然、手堅く稼ぎ出していることが主因だが、実は別の側面もある。海外住設の中の「米州事業」「アジア事業」と、同社が「新領域」と呼んでいる半導体関連事業の成長だ。
TOTOの2025年3月期第2四半期の決算内訳は下図の通りの結果だった。
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