売上構成7割がウェブサービス運営
ゲーム開発は2割、EC1割
同社の2024年7月期業績は、売上高が239億1700万円、営業利益は5億6200万円(営業利益率は2・4%)。売上高をセグメント別にみると、「デジタルマーケティング事業」(※1)が8割、「エンターテインメント事業」が2割となる。
デジタルマーケティング事業では、「メディア・ソリューション」と「D2C」の2つのサブセグメントを設定。売上の7割を稼ぐメディア・ソリューションでは、約20の比較サイト・メディアなどを運営する。そのうち、引越し業者の比較・予約サイト「引越し侍」、車査定・買取サイト「ナビクル」、結婚式場情報サイト「Hanayume(ハナユメ)」などは、いずれも各業界で国内シェアトップクラスのウェブサービスとなる。これらは個人ユーザーの送客により、顧客企業から紹介手数料や成功報酬を受け取るビジネスモデルだ。
一方D2Cでは、化粧品やドッグフードなどの定期販売モデルのECサイトを運営。売上高の約1割を担う。
エンターテインメント事業では、230の国と地域にゲームを配信。「ヴァルキリーコネクト」や「ユニゾンリーグ」、「ダークサマナー」といったゲームを展開する。同セグメントの収益は主に、ユーザーのゲーム内課金によるものとなる。新技術を取り込みながら22年間に亘ってゲームを制作してきた開発力に加え、長年国内外に配信してきたことによるプロモーションやローカライズといったノウハウが強みだ。
※1 デジタルマーケティング事業:同社では25年度にセグメント変更を行っており、旧「ライフスタイルサポート事業」及び「EC事業」の合算を「デジタルマーケティング事業」の売上構成比として記載
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