日本ビジネスシステムズ 【5036・スタンダード市場】

マイクロソフト社等のクラウド製品活用支援
大手顧客のパートナーとしてDX促進

日本ビジネスシステムズは、マイクロソフト社などのプロダクトや各種ITサービスを扱う『クラウドインテグレーター』を標榜している。エンタープライズといわれる大手企業に対し、データのクラウド移行を支援し、その保守・運用や最適に利活用するソリューションサービスをワンストップで提供する。2022年8月、東京証券取引所スタンダード市場に上場した。牧田幸弘社長に、いち早くクラウド支援に転換した戦略や、今後について話を聞いた。
日本ビジネスシステムズ-牧田 幸弘

牧田 幸弘(まきた ゆきひろ)

代表取締役社長

1957年3月新潟県生まれ、慶應義塾大学卒業。79年 日本アイ・ビー・エムに入社。90年10月 日本ビジネスシステムズを創業し、代表取締役社長に就任(現任)。95年 米国・マイクロソフト社の日本販売パートナー契約締結。

クラウドの策定支援から
利活用まで包括的にサポート

日本ビジネスシステムズは、情報系インフラの構築からシステムの保守・運用サービスを提供するシステムインテグレーターだ。近年はクラウドの利活用による顧客のDX支援を強化している。
「クラウドインテグレーション事業」は、主にマイクロソフト社(以下、MS社)のクラウド製品「M i c r o s o ft Azure(Azure)/Microsoft365(M365)/Dynamic s 3 6 5 ( D 3 65)」や周辺のクラウドサービスの導入を支援する。「クラウドサービス事業」は、導入後の保守・運用・改善や利活用に関わるサポートをする。「ライセンス&プロダクツ事業」は、MS社製品のライセンスや関連機器をリセールする。
 
ライセンスはどこで取得しても変わらない。しかし同社は高い知見と豊富な経験で、顧客のニーズに合った計画策定からクラウドの基盤設計・構築を実行する。2022年6月には『JBS Cloud Suite』というサービスブランドをリリースし、クラウド稼働状況を可視化するコントロールツール等を使って顧客のクラウド導入を包括的にサポート。金融機関やマスコミ、自動車メーカー等、エンタープライズといわれる大企業・官公庁から選ばれている。「マイクロソフト社のプロダクツのシステムの構築に慣れていて、導入実績が非常に多い。当社はそうした会社として特徴付け、成長してきました」(牧田幸弘社長)

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