カヤック 【3904・グロース市場】

メタバース・eスポーツなどアイデアと技術力強み
「クリエイターの価値最大化」が企業ミッション

創業時から「面白法人カヤック」を称している同社。クリエイターを最重要の企業資本とし、「クリエイターの価値を最大化」するための事業を展開する。メタバース、eスポーツ、VR、AIなど、最先端の技術やアイデアに常に先駆的に取り組んでいる。クリエイティブ分野で常に業界の先を行く高付加価値サービスが評価され、営業なしでもクライアントから声が掛かるビジネスモデルを確立した。22年11月には子会社のeスポーツ専業会社ウェルプレイド・ライゼスト(9565・グロース)が上場。市場からの注目が高まっている。
カヤック-吉田 恒徳

吉田 恒徳(よしだ つねのり)

執行役員

07年に有限責任監査法人トーマツに入所。会計監査、IPO支援、FAS業務に従事。10年8月、公認会計士登録。11年、カヤックに入社し経理部長に就任。12年、財務部長に就任。14年12月の東証マザーズ上場プロジェクトをはじめ、カヤックの経営管理業務全般に携わる。

幅広い分野でサービス展開
22年11月に子会社が上場

同社はエンジニア・デザイナー・プロデューサーといったクリエイターの集団だ。高い技術力・企画力を駆使し、多様なサービスを展開している。主要サービスは4つ。1つめは、「面白プロデュース」。受託事業であり、SNS・WEBプロモーションの企画開発、プロダクト・サービス・イベントの企画開発、ブランディングなどを行なう。2つめは、「ゲームエンタメ」。自社及び受託のゲーム開発を行なう。近年では、国籍・年齢を問わない簡易操作スマホゲーム・ハイパーカジュアルゲーム(以下ハイカジ)がグローバルでヒット。21年・22年と2年連続で世界アプリダウンロード数(iOSおよびGooglePlay)日本企業1位を獲得した。また5年以上前より研究開発を進めてきたメタバース領域を、22年に専門部隊化した。3つめは、「eスポーツ」。22年11月に上場した子会社のウェルプレイド・ライゼスト(9565・グロース)によるeスポーツの企画・大会運営・配信・プロデュースや、誰でも簡単に大会を主催できるプラットフォームTonamelの提供などを行なっている。4つめのサービスは、「ちいき資本主義」。地方公共団体や地域企業に対し、まちづくりに関するコンテンツ開発とサービスの提供を行なう。

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