専門家600人在籍
技術・提案力評価の落札8割
いであは、2023年5月に創立70周年を迎えた。環境コンサルタント事業を中核とし、同分野のリーディングカンパニーとして高い評価を受けている。
同事業はグローバルな環境、自然環境の損失や身近な生活環境、生命・健康と環境との関係など、さまざまなスケールでの環境問題を対象に、専門知識や技術・経験を活かして、解決・改善のためのサービスを提供している。
同社が事業を行ううえで重要なものの一つに環境アセスメントがある。大規模な開発事業等の計画段階において、事業の実施が環境にどのような影響を及ぼすかについて、事業者自らが調査、予測、評価を行い、一般市民や地域の意見をふまえ、環境の保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていく制度だ。
「代表的な公共工事のうち、関西国際空港建設事業に係る環境アセスメントは当社が手掛けました。候補地の調査から海水の流れ、水質、水生生物などあらゆる調査を行いました。また私が入社して最初に関わった仕事が東京湾アクアラインの環境アセスメントです。計画段階の調査が昭和40年代から調査が始まり、供用まで30年近くの長きにわたり、また供用後もモニタリングを行って環境への影響を調べています」(田畑彰久社物などあらゆる調査を行いました。また私が入社して最初に関わった仕事が東京湾アクアラインの環境アセスメントです。計画段階の調査が昭和40年代から調査が始まり、供用まで30年近くの長きにわたり、また供用後もモニタリングを行って環境への影響を調べています」(田畑彰久社他社平均の約8%に比べ圧倒的に高い。
同社は付加価値の高い業務の受注に注力。技術力・提案力で評価される総合評価落札方式、プロポーザル方式、随意契約での受注額が全体の8割以上を占める。
「プロポーザル方式は予算の満額で、総合評価落札方式は予算の8~9割で受注できます。競争入札と比較すると利益率が高い。低価格競争による受注を極力避け、技術力で勝負して案件を獲得していくことに力を入れています」(同氏)
▼生物・生息環境の調査ができる専門家を抱える
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