先見の芽 勤次郎 【4013・グロース市場】

勤怠・就業管理システムを提供
従業員の健康も管理し生産性向上サポート

勤次郎は、勤怠・就業管理システム「勤次郎」をはじめとしたITサービスを提供する。
1981年にOA機器販売会社として創業。90年代中旬から磁気カードを使ったタイムレコーダーを開発して勤怠管理の分野に参入し、給与計算、人事管理へと事業を拡張していった。2021年には従来製品を大幅に強化した「Uni versal 勤次郎」をリリース。従業員の健康を管理する機能を合わせもつのが強みだ。今期は売上高40億円を見込む。
勤次郎-加村 光造

加村 光造(かむら こうぞう)

社長

1973年2月生まれ、愛知県出身。1997年明治大理工学部卒、ロジック入社。2002年日通システム(現、勤次郎)に入社。18年取締役、19年常務取締役を経て22年代表取締役執行役員社長COO営業本部担当兼サービス本部担当に就任。23年代表取締役執行役員社長COOに就任(現任)、勤次郎ベトナム有限会社会長に就任(現任)。

導入企業数約3000社経常利益率12~14%確保

同社は勤怠・就業管理システム「勤次郎」を主力製品としている。導入中の企業数は約3000社に上る。従業員規模100~300人をメイン層とし、中小企業から大企業まであらゆる規模の企業に対応している。また顧客の業種は製造業、卸売業・小売業、医療福祉、建設業を中心に多岐にわたる業種に導入されている。

もともとは、顧客が自前のサーバーを使う「オンプレミス」の仕組みでパッケージソフトの提供を始めた。2010年からインターネットでサービス提供する「クラウド」も投入。現在、クラウドライセンス数は年平均成長率25・5%、クラウド形態での契約社数も24・1%と大きく伸びている。クラウドの場合、カスタマイズなしで大企業まで対応できるのが強みだ。

2022年12月期の連結業績は売上高35億5100万円(前期比6・8%増)、営業利益4億4400万円(同69・8%増)。ここ数年、売上高経常利益率は12~ 14 %を安定して確保している。

勤次郎画面

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