顧客は商船4割、漁船3割
海外売上比率が7割占める
大型商船の操縦室では、航空機のように幾つもの大型ディスプレイが並び、航海に必要な情報が表示されている。同社はこの「次世代ブリッジシステム」をはじめとする船舶用電子機器のトップメーカーだ。商船向けレーダーの世界シェアは41%、漁船向け船舶用電子機器は同49%を獲得している。
同社の売上構成は船用事業が85%を占め、産業用事業、無線LAN・ハンディターミナル事業が15%を構成する。主力の船用事業の顧客構成比は、商船4割、漁船3割、プレジャーボート1・5割、官公庁船等が1・5割。海外売上比率は7割を占めている。
2024年2月期は売上高が創業来初めて1000億円を突破し、前期比25・8%増の1148億5000万円、営業利益は同327・8%増の65億1900万円で着地。売上高・経常利益・最終益で過去最高を更新した。
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