自動車業界中心にエンジニア派遣
メーカーからの製造受注拡大
同社の2023年12月期の売上高は200億8100万円(前期比12・6%増)、営業利益8億8500万円(同30・3%増)。取引先は自動車関連が約70%、製造業(自動車以外)・建設が約15%となっている。顧客はトヨタ自動車、本田技研工業、三菱重工業など大手製造業が中心だ。
同社は「デザイン事業」「マニュファクチュアリング事業」の2セグメントで展開する。
デザイン事業では、顧客企業の設計開発部門に対する3DCADエンジニア派遣、設計業務の受託などを行う。
同社のエンジニア稼働率は95%ときわめて高く、契約継続期間も3年以上に及ぶこともある。また、メーカーからの設計受託も拡大している。 デザイン事業ではさらに、顧客企業のDXを支援するコンサルティングサービスも行っている。
「コンサルティングでは顧客企業の業務プロセスを解析し再構築、DXによる生産性向上を提案しています。上場企業を含む250社以上が、当社のコンサルティングで業務改革を行ってきました」(宮藤康聡社長)
マニファクチュアリング事業では、3Dプリンタによる試作品製作や、3Dプリンタ販売・保守などを展開。最近ではトヨタLEXUSのオプションパーツとして、同社が3Dプリンタで製造した部品が日本で初めて使われるなど、量産もスタートしている。
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