グループ企業、営業利益10%以上を目標
同社は中核の自動車メンテナンス受託・車体修理管理サービスなどの「自動車リース関連」から、産業用潤滑油や家庭用化学製品開発の「ケミカル」、駐車場の運営管理をする「パーキング」、自動車整備用工具・機器や空調工具・計測機器などの卸売り業「機械工具販売」、遊技機部品の開発・製造・販売などの「合成樹脂」の5つの事業に、農業などの「その他」事業を展開している。2022年4月現在、19の連結子会社と非連結2社で構成されている。
22年3月期の連結売上高は、前期比7・1%増の1206億4400万円、営業利益は同14・7%増の86億2300万円、経常利益は同16・2%増の87億2800万円、当期純利益は同87・2%増の56億4600万円となっている。
各事業の構成比率では、売上高では自動車リース関連事業が44%、機械工具販売事業が29%、合成樹脂事業が12%、ケミカル事業が10%、パーキング事業が5%。営業利益では、自動車リース関連事業が61%、ケミカル事業が14%、合成樹脂事業が13%、機械工具販売事業が8%、パーキング事業が5%の順となっている。
同社は営業利益を「本業に限りなく近い利益」(黒田雅史社長)と重視しており、M&Aで買収しグループに加わった企業に対し、営業利益での貢献を求めている。結果として、前期までに19期連続増益を実現した。
「私はいつも『連結の営業利益の10%以上を稼いでくれ』と言っています。例えば、前期の連結の営業利益が86億円ですから、その1割の8億円ぐらいが第一の目標となっています。今は自動車リースとケミカルは超えていて、合成樹脂が超えたり、超えなかったりですね」(同氏)
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