現役世代が気軽にトレーニング
世界中の店舗を相互利用可能
同社は、米国に本社を持つ24時間マシンジム特化型FCクラブチェーン「エニタイムフィットネス(以下:エニタイム)」の日本におけるマスターフランチャイジーを務める企業。日本で初めて24時間フィットネスFCを展開し、シェアは約40%と首位だ。エニタイムは世界中に約5000店舗を展開するが、同社は現在約1000店舗を全国展開中。北米以外の国で展開するエニタイムの中ではナンバーワンの店舗数だ。
エニタイムは総合型フィットネスクラブのようにプールやスタジオなどを持たず、トレーニングマシンだけを備えたスポーツジムで、24時間年中無休で営業しているのが特徴。会員は入館ゲートに小型の専用キーをかざすだけでいつでも入退場でき、入会手続きをした店舗以外も世界中で相互利用が可能だ。月会費は約6500円~約1万円、中心価格帯は7500円(税込)と総合型スポーツクラブに比べてリーズナブル。スタジオなどがなくマシントレーニングだけなので「三密」も回避しやすい上、衛生管理も徹底している。コロナの影響により平均会員数はコロナ前から15%~20%減少しているが、回復傾向だ。全国の会員数は21年12月末で62・2万人となっており、うち20代~40代の現役世代が9割を占め、さらにその中の8割弱が男性となっている。
12年3月に5店舗だったエニタイムは、この10年間で店舗数を大きく拡大。現在は47都道府県全てに店舗があり、22年3月末までには合計1000店舗を超える見込みだ。20年12月にはマザーズに新規上場、21年12月には東証一部へ市場変更を果たした。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。