「当社は下期偏重ということもあり、今期は第3・第4四半期で一気に利益を押し上げる計画です。これまで想定通りに進んでいます。来期には更に大きく成長する見通しです」
同社を率いる工藤智昭社長は投資家に対して自信を持って話せると破顔一笑。前期は過去最高の売上高を更新した一方、利益面ではM&A費用なども嵩み赤字着地となった。しかし、今期前半は主力の「アド・プラットフォーム事業(広告出稿主とネット広告メディアを結ぶビジネス。国内トップシェア)」で、昨年から力を入れるアプリ広告事業で大型案件を受注したことなどもあり、期初の想定通りに推移した。9月単月では、黒字化を達成。第3四半期には、期初予想を上回るペースで利益を拡大させていく方針だ。
また、新たに開始したDOOH(デジタル屋外広告)事業の好調も、回復の一因。同事業ではタクシーや公共施設などでデジタル広告を配信しており、引き合いが順調に拡大している。昨年11月には、全国1400ヵ所の歯科医にあるデジタルサイネージに、同社の広告配信システムが導入されることが発表された。
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