老舗ビジネスホテルによる
世界的有名ホテル
グリーンズの歴史は、工業地帯で知られる三重県四日市市から始まる。コンビナートができ始めた1957年、当時では珍しい泊食分離型の旅館「新四日市ホテル」を創業。69年、旅館業から収益性の高いビジネスホテルへと事業転換した。
「三重県の主要地域を中心に出店していましたが、1990年半ばには出し尽くした感がありました。更なる成長に向けて全国展開したいけれど、我々には知名度がありません。これからどうしようかという時、たまたま日本の出店方法を決めあぐねていたチョイスホテルズインターナショナル(以下CHI)と縁があり、99年にFC第1号店の『コンフォートイン京都五条』を開業しました」(村木雄哉社長)
CHIは、80年以上の歴史を持つ米国のホテルフランチャイズチェーンだ。「コンフォート」「クオリティ」「クラリオン」など12ブランドのホテルを、世界40カ国以上で7000軒以上展開。うち、米国では約5900店舗を運営している。特に「コンフォート」の知名度は高く、CHIによると米国における同ブランドの知名度は99%に上る。
2003年、グリーンズはCHIとマスターフランチャイズ契約を締結し、日本における「コンフォート」などの独占的・優先的使用権を獲得。19年には契約を33年末まで延長すると発表した。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。