高需要の認可保育所を展開
運営補助金が収益の柱
グローバルキッズCOMPANYは保育園の運営を行う企業。様々な運営形態がある保育所の中で同社が主とするのは、各都道府県の行政から認可を受けて運営を行う認可保育所だ。
認可保育所の運営では、0歳から5歳までの未就学児を預かり、その児童数に応じて毎月、自治体から運営補助金という形で収益を得ている。一例として、0歳児一人当たり15~20万円程度の補助金が発生する。
同社は現在、東京中心に、神奈川、埼玉、千葉、大阪などで計174園を展開(22年4月1日時点)、内訳は認可保育所や認定こども園、学童クラブなど。その内、認可保育所が141園と大多数を占める。そこには利用者のニーズが関わっている。
「設置基準が厳しく、保育料や0歳から5歳まで預かってくれるという幅の広さの面でも認可保育所を希望する利用者の方が多い。実際、認可の方が埋まっていくと、その後に認可外の保育所が埋まっていくというイメージもあります」(中正雄一社長)
2021年9月期連結業績は売上高235億2900万円、営業利益5億7600万円。入所率の回復や園児数の増加が影響し、過去最高業績を達成した。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。