約2万人のエンジニアが在籍
国内最大級の技術系人材企業
テクノプロ・ホールディングスは2月2日に2021年6月期第2四半期決算を発表。売上収益は前年同期比0.5%増、営業利益は同17.7%増で増収増益となった。通期の業績予想は最高益を更新見通しだ。同社は、2万人近いエンジニアを有する国内最大級の技術系人材サービスグループである。ITを中心に機械・電気電子・化学バイオ・建設など幅広い分野でエンジニアを派遣している。
「上期は想定より早くお客様のニーズが回復したため、上振れでの着地となりました。当社の売上は、技術者数と売上単価と稼働率で構成されます。コロナ禍において、人材採用を一時全て凍結、成長をストップしてでも従業員の雇用を守ることを最優先とし、事業運営の柱としたのは、既存技術者の稼働率向上です。稼働率を確保することで、利益の棄損を最小限に抑える努力をしました。また、管理部門や採用費等の経費削減が奏功したことも増益に効いたと考えます。売上に対する経費率は15.2%から12.9%へと改善しました。下期はコストコントロールをした上で、上期で凍結した人材採用については技術力を持つ経験者を中心に再開し、再成長への土台づくりを進めていきます。当社にとって、人材採用は一番大切な投資と考えております。マーケットニーズとタイミングをしっかり見極めた上で採用対象者も徐々に拡大しながら技術者増員を目指していきます。採用を再開したことで、広告費などの費用が先に発生しますので一時的に利益は下がりますが、長期的視点では増益に繋がります」(西尾保示社長)
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