世界的なコロナ流行で
第1クオーターがボトムに
─コロナの激震は大きく、4~6月の第1四半期決算では、売上高が前年同期比13%減、営業利益は4割の大幅減。とくに海外の落ち込みが激しく、まさに土砂降りでした。ただ先日発表された通期見通しでは売上高は前期比5・6%減の5630億円、営業利益は同15%減の315億円とある程度、戻せそうですね。
清田 海外は、中国の一番激しかった2月〜3月が、当社の第1クオーターのタイミングになりました。しかし中国は国の力、党の力がすごく強いですから「経済を活性化するぞ!」となれば一気に回復し、今は現場もほぼほぼコロナの前くらいまでに戻っています。そういう意味では、第1クオーターが一番のボトムでしたね。
─アメリカは感染者が1000 万人を突破するなど、なかなかコロナの収束が見えません。その渦中にあって、ウォシュレットの販売台数が倍増したそうですね。
清田 もともとウォシュレットでは1980年代からアメリカに進出して種を蒔いていて、ようやくここ数年、前年比120%、130%と伸長の兆しが出ていました。そんな中、アメリカも日本と同じでペーパー不足がトリガーになったのですが、それが収まっても衛生的であるとか、快適であるとか、他のところでも起爆しだした感じです。同様な流れで、非接触の水栓はグローバルな総グロスで年率130%、140%という数字が出て来ています。
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