ソフト99コーポレーション 【4464・スタンダード市場】
自動車関連用品約2000種を製造・販売
独自技術で半導体や医療など多分野開拓
- 株主手帳2021年10月号掲載
ソフト99コーポレーションは、自動車用ワックスなどのカー用品を主軸とする化学品メーカーだ。業界では珍しくカー用品全般を幅広く手掛け、製造販売を行う自動車関連アイテムは約2000種に及ぶ。近年では一般消費者向け自動車用ワックスから業務用コーティングへと軸足を徐々にシフトしつつ、産業資材や生活資材などの分野にも参入、М&Aを行いながら事業領域の拡大を図っている。
田中 秀明(たなか ひであき)
社長
1971年8月、京都府出身。96年10月、同社入社。2002年4月 商品開発室長、08年5月 経営企画室長、08年6月 取締役経営企画室長を経て、13年4月に代表取締役社長就任(現任)。
営業利益の7割を稼ぎ出す
主力のファインケミカル事業
同社の2021年3月期の売上高は前期比9・7%増の268億200万円、営業利益は同32・5%増の32億800万円。セグメントは、ファインケミカル、ポーラスマテリアル、サービス、不動産関連の4つだ。
そのうち主軸事業は、祖業のファインケミカル事業。全売上高のうち51・1%を占めると共に、営業利益では69・7%と全体の7割近くに及ぶ。同事業のうちで最もボリュームが大きいのは、セグメント売上138億円のうち約100億円を占めるという、消費者向け自動車用ケミカル製品の製造販売となる。
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