ヒト・コミュニケーションズ・HD 【4433・プライム市場】

営業支援プラットフォームを展開
独自の人材育成法で24期連続増収

販売・営業・サービス分野における人的営業支援とデジタル営業支援を両輪として事業規模を拡大し続けているのがヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(以下、ヒト・コムHD)だ。会社設立以来24期連続で増収、前期は715億円を売り上げた。今期も売上高・営業利益共、過去最高値を目指している。
ヒト・コミュニケーションズ・HD-安井 豊明

安井 豊明(やすい とよみ)

社長

1965年8月生まれ、大分県出身。88年福岡大学卒業後、富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ) 入行。2001年、ビックカメラに入社。04年、ヒト・コミュニケーションズ代表取締役社長に就任(現任)。19年、ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス代表取締役社長グループCEOに就任(現任)。

主力事業はEC・TC支援と
アウトソーシング

ヒト・コムHDの2020年8月期の売上高は714億9900万円、営業利益は31億4900万円、経常利益は33億6100万円、純利益は13億7000万円。事業の中核を担うのは、「ヒューマン営業支援プラットフォーム」と位置付ける子会社のヒト・コミュニケーションズと、「EC支援プラットフォーム」を展開する子会社ビービーエフ(17年6月にM&Aでグループ化。以下、BBF)の2社だ。以前はヒト・コムとして上場していたが、19年に単独株式移転によりホールディング化し再上場、計12社から成る営業支援企業グループとなった。

セグメントは、通信キャリアやメーカーから業務を請け負うアウトソーシング事業、販売系営業支援などの人材派遣事業、ECサイト運営受託やテレビショッピング販売支援であるEC・TC支援事業、衣料品の企画から卸売までを手掛けるホールセール事業の4つ。最も売上が多いのは全体の約46%を占めるEC・TC支援事業で、アウトソーシング事業(約32%)がそれに続く。一方、利益構成としては、全体の6割近くをアウトソーシング事業が占め、次が同2割強のEC・TC支援事業となっている(※いずれも20年8月期の実績)

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