チームスピリット 【4397・グロース市場】

勤怠管理や経費精算などを一元管理するクラウドサービス「TeamSpirit」提供

勤怠管理や経費精算、工数管理などの機能を一体化したクラウドサービス「TeamSpirit」を提供するのがチームスピリット(4397)だ。18年に東証マザーズに上場。働き方改革関連法の施行などを追い風に業績を伸ばしている。同社の強みは売上が確実に積み上がるサブスクリプション型のビジネスモデル。今後は大企業の導入数をさらに伸ばしマーケットでのシェア拡大を図る。
チームスピリット-萩島 浩司

萩島 浩司(おぎしま こうじ)

社長

1960年生まれ、埼玉県出身。1996年、チームスピリットの前身となる有限会社デジタルコーストを設立し代表者となる。2012年4月、働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」の正式サービスを開始。同年9月社名をチームスピリットへ改称。18年8月、東証マザーズへの上場を果たした。

働く人が毎日使う基幹システムの
フロント機能を一体化

TeamSpiritは、勤怠管理や工数管理、経費精算など、従業員が毎日使う基幹システム(ERP)のフロント機能を1つにまとめ、一元管理するクラウドサービスだ。

勤怠管理や経費精算のシステムは、かつては売り切り型のパッケージ製品が主流であったが、最近では導入が簡単でソフトウェアのインストールが不要なクラウド型のサービスが増えている。ただ、その多くは勤怠管理だけ、経費精算だけといった単一のシステムであるため、各々のシステムを立ち上げて入力する必要がある。

一方、TeamSpiritは勤怠管理、経費精算、工数管理などが一体化したシステムであり、一度の入力作業で一括処理できる点が競合企業にはない大きな特徴となっている。

「私はかつて大手メーカーで外部スタッフとして働いていましたが、勤怠管理や工数管理を別々のシステムで行っていました。そのことに問題意識を持ち、『大手ですら連携できていないものを一般の企業でも使えるように提供したい、これは世の中のためになる』と考えて開発したのが最初のきっかけです」(荻島浩司社長)

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