独自のSaaSモデルで
中古車販売業務を支援
ファブリカコミュニケーションズの2021年3月期の売上高は48億2600万円(前期比23・7%増)、営業利益は6億5900万円(同90%増)。売上高、営業利益、純利益で過去最高を更新した。セグメントは、①SMSソリューショングループ、②U─CARソリューショングループ、③インターネットサービスグループ、④オートサービスグループの4つだ。売上の半分を占める②~④は、いずれも中古車にまつわる事業となっている。
同社の創業は1992年。祖業の自動車板金塗装業を軸に、数年のうちに車検整備や中古車販売などへと業容を拡大した。一方で、需給バランスの不均衡や不透明な価格といった板金塗装業界ならではの課題も実感。それらを「インターネットで解決できないか」と考えた谷口政人社長は、2002年に板金塗装のオークションシステムを立ち上げる。その後04年には、現在の主力サービスである中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony(シンフォニー)」の前身となるシステムをリリースした。
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