塾業界の問題を解決する
eラーニング教材を開発
すららネットが提供する「すらら」は、インターネットで学ぶクラウド型の学習サービスだ。小学校から高校までの国語、数学、英語、理科、社会の5教科に対応。アニメーションキャラクターが先生役となり、生徒と対話しながら授業を進めるレクチャー機能や、個々の学力に合わせて適切な問題を出すAIドリル機能などを備えており、一人ひとりの理解度に合わせて進める「アダプティブ・ラーニング(適応学習)」を実現している。
「すらら」は元々、低学力の児童・生徒向けの学習教材として開発された。湯野川社長が前職のフランチャイズ支援会社、ベンチャー・リンク在籍時代に東京都内で個別指導塾を経営。塾業界の様々な問題点に突き当たり、その解決策としてeラーニング教材の開発を手掛けた。
「私たちの個別指導塾には学力の低い子がたくさん通ってきていました。その子たちは、本来は毎日通わなければ授業に追いつけないのに、月謝が高額になるので週に1~2回しか通えないなどの理由で成績が上がらなかった。今の世の中にはこの子たちを救うシステムがない、ということはビジネス的には競合がいないブルーオーシャンだ、いっそのこと理想のeラーニングを作ったら解決できるのではないかと考え開発を始めたのがきっかけです」(湯野川孝彦社長)
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