リリースをメディア・生活者に
ダイレクトに配信
新商品の発売や他社との業務提携など、企業が外部に発信したい際に掲載されるのが「プレスリリース」だ。同社は、こうした企業発のプレスリリースを広く配信する同名のサービス「PR TIMES」を主力としている。
同サービスの機能は大きく2つ。ひとつめは、メディアへの配信だ。同社ではテレビや雑誌、新聞、インターネットサイト、専門家など1・2万近くのメディア配信先情報を保有しており、企業はこの中から「取り上げてほしい」と思う媒体を最大300件まで選べる。それに基づき、同社は企業のプレスリリースをメディアに配信している。
また、これとは別に同社は210媒体以上とパートナー関係を締結。プレスリリースは、提携メディアの中から20媒体以上に基本原文のまま掲載される。
機能ふたつめは、同社が運営する自社サイトやFacebook、Twitterを通じたプレスリリースの配信。同社によると、自社サイトの閲覧者はメディアだけでなく一般消費者(以下生活者)も多く、企業にとって直接情報を伝える場となっている。
「元々プレスリリースは、生活者ではなくメディア向けに配信するもの。そのため生活者へ届くためには、メディアが記事にしたり、番組で取り上げたりしなければなりません。ですが取り上げられるのは大抵大企業か有名企業で、中小企業など多くは知ってもらう機会がありませんでした。一方当社のサイトは、月間に過去最高で5880万PV(ページビュー、閲覧数)に達するなど、多くの生活者に閲覧いただいています」(山口拓己社長)
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