紙の全カテゴリーを
網羅する複合型企業
「紙は文化のバロメーター」という言葉通り、社会・経済の発展と共に成長してきた製紙業界。国内製紙業界の1位と2位は、共に売上高1兆円超の王子ホールディングス・日本製紙。売上規模では2社に及ばないものの、大王製紙にはトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの「衛生用紙」で国内最大級という強みがある。
1943年、大王製紙は新聞用紙のメーカーとして創業。需要の拡大を追い風に、70年代後半には売上高1000億円程度に成長した。78年には、印刷出版用紙や情報用紙といった洋紙事業に本格参入。そして翌年、今日まで続く同社の看板ブランド「エリエール」で衛生用紙市場への参入を果たした。
現在は新聞用紙や出版用紙、印刷用紙、段ボール原紙などの「紙・板紙」事業と、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンタオル、おむつ、フェミニンケア用品などを展開する「ホーム&パーソナルケア(H&PC)」事業の2軸を展開。「紙・板紙、衛生用紙、紙おむつから生理用品までの吸収体の全カテゴリーを販売する『複合型』企業は当社だけ」(阿達敏洋副社長)というほどの幅広い商品群が、大王製紙の魅力となっている。
有料会員限定
続きを閲覧するには会員登録が必要です。
すでに会員の方は
ログインして閲覧してください。