90年代にEDI市場参入
後発から追い上げ首位の座に
データ・アプリケーションの2021年3月期の売上高は20億2400万円、営業利益は2億600万円。セグメントはソフトウェア関連事業の単一セグメントだ。
同社の主戦場はEDIマーケット。主に大手企業をターゲットに、パッケージ化したソフトの販売では、トップシェアを保持している。
そもそもEDIとは、企業間の電子的データ交換のことを言う。BtoB取引を行う企業がEDIを取り入れた場合、決済業務に関わる情報を、メールやFAXを介さず専用回線でやり取りできるようになり、作業の大幅な効率化が可能になる。
「我々のソフトが関わっているのは、BtoBで、企業と企業が物を仕入れるといった場合です。企業間取引をする際には業界ごとに手順や業界標準がありまして、それに則って開発を行っています」(安原武志社長)
同社は1990年代にEDI市場に参入。EDIのパッケージソフトという領域では後発ながら、技術力に加え、質の高くきめ細かなメンテナンスやサポートなどによって顧客からの信用を勝ち取り、2000年代前半にはマーケットでトップの座に躍り出た。同社によれば、現在も市場シェア3割強と、シェアトップを堅持しているという。
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